【続】クールな彼が好きすぎて困るんですが!!
「うぅー……もうなんでそんなにカッコいいのぉ~……っ」
『心臓もたないよ』って小さくつぶやいて、赤く染まった頬を両手で包む。
「……柚希?」
と、呼びかけると、真っ赤な顔を上げてチラッと俺を見る。
身長差的にも見下ろすことになる柚希は、俺からしたら上目遣いな訳で。
髪が巻いてあることもあってか、余計に幼く感じて、まるでそこにちっちゃいリスがいるみたいだ。
俺が小動物に弱いの、この人は知ってるのかな。……いや、知らないか。
「……?山田くん?」
……あぁもう、なんなのこの生き物カワイすぎでしょ。
「……心臓悪いよ柚希」