極上甘々Kiss
で!今日は、入学式。
お母さんとお父さんは、仕事で来れないし、お姉ちゃんやお兄ちゃんんも仕事や学校で無理…って事で、真新しいブレザーに袖を通して、一人でこの、バカデカい、まるでお城な学校までやって来た。
「わっ…」
校門からして金でて来てるの!?って思わせるような造りだし、校舎なんて外壁に大理石を使ってるみたいで異様な輝き。
パンフレットをみた限り、校舎内には何台もエレベーターがあったり、自由に使える豪華な空き教室があったり、造りは外と変わらず豪華。
でもって、色々謎な学校だったりする。
溜め息をつきながら自分の着ている真新しい制服に視線を落とした。
ここの制服、女の子はリボンとネクタイとで選べるんだけど、こうゆう式典の時は絶対リボンじゃなきゃいけないらしく今日はあたしもちゃんとリボン着用。
「本当、この学校無駄な事にお金使ってるな…」
あたしはもう一度、キラッキラに輝く校舎を見上げながらまた溜め息をついて小さく呟いた。
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