マイ フレンド
オレは半分みんなの話を聞き、頭ではグチャグチャになったものを整理しようとしてた。



そのとき、

「でもさ、あんまいい噂聞かないんだけど…」

彼は頭がよく、よく勉強を教えてもらっていた下田 純(シモダ ジュン)。

オレは、耳と目を純に向けた。


「噂って?」

「女をひっかけては捨てるって…」

「ちょっと…波はそんなことしないよ!?」

「わかってる!ただの噂だし…」


「でも…中学校のとき、その気にさせといて、告白したらフラれたなぁ…波くん好きだと思ったから告ったのに…いっちゃんもそう言ってた…告白して少し立つと冷たくなるの!」

山川が言った。

「俺も見てて思った。…何考えてっかわかんねーよな。人の気持ちもて遊ぶっていうか…」

九条はピザからスパゲティにうつる。

「一人の女じゃ物足りないんじゃないの~!?」

九条と山川、下田までがケラケラと笑う。




耐えられなくなった。

オレはテーブルを叩き、立つ。

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