やっぱりそうだった
タイトル未編集
人形
たどった一歩目は
広く 浅く 清く 近い
たどった二歩目は
狭く 深く 汚れながら 轟く
そっと触れた手がシビレ
爽やかなシトラスが鼻孔をくすぐった後
あなたと 私は
分かち合うこともなく
笑い合うこともなく
いがみ合うこともなく
朽ちて この時を逐える
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人形