キミのウタ

何も知らないまま

あの、初夏の夜の出会いから月日は過ぎ



街は紅葉で彩られていた




私と燈真の関係も少しずつ変わっていき....




例えば、名前で呼ぶようになったこと。



それは私にとっては一種の愛情表現でもあったりして。


例えば、奈音って呼ばれるたびに戸惑いでもイラつきでもなく、愛しさを感じるようになったこと。



彼は必要以上に私の名前を呼ぶ....




それでも私たちはお互いのことはあまりしらなくて。







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