キミのウタ
燈真が…



ものすごく悲しそうに笑うから




今にも泣き出しそうな顔して笑ってるから



だから……




初めて私から、薄いピンクのキレイな唇にキスをした…








唇を離すと、子供のように私の肩にすりよってくる燈真。




私よりもずっと大きい彼が、すごく小さくみえて



白の学ランの頭をそっと、壊れないように撫で続けた




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