キミのウタ
私の名前を呼ぶたびに


燈真が愛してるって、好きだよって



そう言ってる

そう言いたいんじゃないかなって



錯覚しちゃいそうなくらいに




「私はどこにもいかないよ??」


目の前の自分より大きくて、しっかりした身体を抱きしめ、



誰よりもキレイで、美しい顔に触れる。



頬に手を滑らせると、それにすりよってくる



そしてそのまま優しく私の顎を持ち上げると



今まででいちばん切なくて甘い、優しくて激しいキスをした




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