キミのウタ

忘れたくない

ピアノの前に座れば、指があの曲を奏でだして。



口は鼻歌のような拙い歌詞を送り出していく。




学校には毎日いってるし、ちゃんと勉強もしてる。


ご飯だって食べてるし、人と会話だってしてる。



夜になれば布団にはいって眠る努力もしてる。



そう、眠れなくなったこと以外全部前みたいな生活を送っているだけ。



布団にはいるとどうしても温もりが欲しくなる。


一人では凍えてしまいそうになる




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