キミのウタ
「俺だよ、俺。久しぶり奈音ちゃん」




部屋のドアの横にはいつかのカフェで会った長浜悠也。


無言でじとーっと太郎を見る。



「本当にごめんなさい!!ナオナオに会うって言ったら聞かなくて!ごめんなさい!!」


「はぁ…太郎のバカ…」


「まぁ、そんなこと言わずに。ね、奈音ちゃん?」



「太郎、こっち入って」


「あれ、俺無視?」
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