キミのウタ
そっと部屋をでてトイレにいこうとすると、



壁によりかかった長浜悠也がいた。




お互い無言で見つめ合うこと数秒後、



「なぁ、俺にしない?」



「は?」



唐突にくちを開いたかとおもえば、さっきまでいた壁ぎわではなく私の真正面に立っている。



そしてそのまま壁に追い込まれ、両腕で閉じ込められる。



「なんのつもり?」



「アイツなんて忘れろよ、」


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