キミのウタ
そして、いま目の前ではその神崎奈音が



幼なじみの燈真を、おもって描いた歌を歌ってる



あまりにも、切ないメロディーで。



あまりにも、彼女の想いは美しくて。




響き渡るきれいなアルト。




声も歌う表情もなにもかも俺のツボで、





燈真より先に神崎奈音に出会わなかった自分を恨んだ



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