キミのウタ
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「奈音!送ってく。」





「長浜…べつにいいのに。」





「いや、いーよ。危ないし」






学校の音楽室で散々練習した後、私はゆっくり家に帰ろうとしていた。




ムーンライトの練習場にもなっているうちの高校の音楽室には、いつのまにか隣の高校の長浜まで来るようになった。





「奈音って気軽に呼ばないでよね。」





「なんかわりいか?」





「べつにいいけどね。私は帰る。」




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