キミのウタ
「バイバイ、廣瀬」



そっとベッドからぬけだし、服を着ようとした瞬間だった




グイッ…





「逃がさねぇよ?」


目の前には私を捕らえてはなさないブルーの瞳



「今日限りの関係にするつもりだったわけ?」


形の良い眉毛が眉間に寄せられる


「だれがんなこといったんだよ?」



少しかすれ気味の彼の声は私の鼓膜を刺激する



「しばらくは手放さねぇぞ?俺ら相性抜群だしな」



ニヤリと口角だけ上げて笑う…




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