キミのウタ
飛行機を降りてから、タクシーに飛び乗る


あるマンションの場所を告げ、窓の外を眺める



なつかしい景色は嫌でも思い出してしまう



いまから会いに行く人のことを。




考えただけで、また頭に音が浮かんでしまう自分に笑えてくる。




こんなにも、忘れられないものだろうか




自分から離れておいて、どうしようもなく会いたくなってしまった





今もあの部屋にいるのだろうか…
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