キミのウタ
優しくて、柔らかいメロディー。




その音を聞いているだけで幸せな気持ちに溢れかえるような



「なんて曲なの?」



静かになった空間に私の声が響く。




「なんて名前だと思う?奈音だったらどんな名前にする?」



静かに私の横に座り、そっと私の肩を抱き寄せる燈真。




「ベタだけど…トワイライト…とか…」




だって私たちの一度目のスタートも二度目のスタートも。



夕暮れからはじまっているから




トワイライト、黄昏


「決まり。」










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