キミのウタ
重症だ....



こんな男に惹かれるなんて、きっとなにかの間違いだよ....



淋しいだけ....



ぽっかり空いた親友と彼氏の穴を埋めようとしたいだけ



だからきっと



明日になれば私は私でいられる





奈音のままで。





燈真なんて知らない奈音になれるよね?




そうじゃなきゃこまるんだよ....




思い出しちゃいけない



この夜は。




それでも燈真は自分の感触を私に焼き付けるかのように



忘れさせないといわんばかりのキスをしてきた....


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