キミのウタ
「こんな、感じでどうかな....?」




恐る恐る廣瀬を振り返えろうとすると、


後ろからぎゅっと抱きしめられる....


「ほんとに....奈音は....」



「どうしたの?」



ダメ....だったのかな?



「なぁ、キスしていい?」



「え?」



「答えは聞いてないけど。」



軽いリップ音を立てて唇を吸うかのような一瞬のキス....



いきなりのことにびっくりして目をぱちぱちさせていると、



「俺、さ....奈音が楽器弾いてるとこみると犯したくなるんだよね....」



耳元でふわっと廣瀬の声がする



それも甘い声....




「なに....いって....」




最後まで言う前に口を塞がれて。



そのまま息が出来なくなるくらいのキスの雨....




体がふにゃふにゃになっていって



力なんて全くはいらなかった






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