キミのウタ
「んだよ、燈真〜」



「なに、奈音ちゃんって燈真のものなわけ?」



拗ねる勝平さんと、興味しんしんの隆平さん。


「いや、彼女とかじゃないんで....」



「奈音はこいつらに聞かれても答えなくていーから。それに彼女じゃないけど今は俺が口説き中。未来の彼女だから触んな」



「は?」「え?」「あ?」「........」



は?は私、え?は勝平さん。あ?は隆平さんで、無言な康平さん。



「なんか文句あんのか?」




「奈音ちゃん、燈真に落ちんなよー?」


「え、てか賭けよーぜ。」


「それ、乗った」


勝手に賭け始めた三人組の横をするりと抜け、ギターをとってきた廣瀬。
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