恋する吹奏楽部

その頃の蘭舞_____

-国坂海太視点-

「えぇっと、皆さん、短い間でしたが、お世話になりました。」

関東大会の次の日のミーティングで、保乃花がみんなの前に立つ。

保乃花は本格的に時雨の方で活動していくことになった。

これは保乃花がきめたこと。

もう二度と、ここには戻ってこない。

それでいい。

俺の役目は保乃花を応援することだけ。

そして、

保乃花の幸せを願うだけ___
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