あなたの気持ちと私の気持ち
*あやな*

「まさかねぇ…」

まさかとは思っていた。

愛梨が海里のことが好きということ。

でも私は薄々わかっては、いた。
だからあえて海里の話はとうざけていた。

しかしclassの男子がいつも海里のことで愛梨をいつもからかっている。

そのたんびに、

「もうほっといてよ…」

と、悲しそうな顔をするのだ。
その後必ずため息ばっかりついている。
そんな毎日が続く日々。

愛梨の笑顔をここ最近見ていない。

笑ってはいるが、本当に笑っている顔ではない。

私は愛梨に恋の応援をしてもらっている。

愛梨は一番頼れる親友だ。

相談も上手いから恋愛以外でも のってもらっていた。

「うちも応援しないと…!!」

愛梨にも幸せになってほしい。
私はそう心に決心し、海里にメールを送った。
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