卑怯な私
「ふ~・・・・・、もう食えね・・・・・」
そう言ってソファーに雪崩れ込む。
「食った後に寝ると豚になるぞ」
「誰のせいだと思ってんだよ」
完璧に成功とまではいかなかったが、見た感じふわとろになるまで4個作る羽目になった。
「誰だよ、コツは掴んだって言った奴」
「そろそろ優子起こすか」
ガチャ____
椅子から立ち上がると、タイミング良く扉が開いた。
「おはよう、優子」
寝起きな優子は目を擦りながら微笑んだ。
まるで小さな子供が起きてきたみたいに。