卑怯な私




「友達って、優希?」


「うん、まあそんな所」



「どうして嘘つくんだよ!」



ビクッ



私、知らない。



こんなに怖い翔樹見たこと無い。



「優希は昨日俺ん家に夜まで居たよ」



あぁ、そっか。



2人は親公認なんだもんね。



「それ言う為に待ってたの?」



肩に掛けている鞄に手の力が籠る。



「2人が仲良いこと見せつける為にこの暑い中待ってたの?」



ダメ、止めなきゃ・・・・・・・・



じゃなきゃ翔樹の中まで私は悪人になってしまう。



「違う!」





え_________?
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