卑怯な私
「忘れてねーよ」
私が目を閉じると、濃厚なキスの雨が降って来た。
キスに夢中になっていると、背中から冷たい手が侵入してきた。
「んっ・・・・。ダ、メ・・・・・・・」
「ダメじゃないだろ。ほら、ここが気持ちいいんだろ」
ツー・・・・・・と背筋を撫でられた。
「ヒャッ!も~、遊人の意地悪」
「優子の敏感な場所は知り尽くしてるつもりだけど」
そうやって言葉で責めてくるのは卑怯だ。
「ほら、集中して」
「・・・・・バカ」
もう言葉攻めされないように自分の口で遊人の口を塞いだ。
ガチャ_____
SEXに夢中になり過ぎていて、誰かが階段を上って来ていただなんて気付かなかった。