卑怯な私
ダメ・・・・・
ヤメテ・・・・・・
「だったら今何してたって言うんだよ!」
翔樹が遊人の胸倉を掴んだ。
こんな翔樹の姿は初めて見た。
私が翔樹に黙って泊ったことを怒られた時より、今何倍も怖い。
「翔樹止めて!」
泣きながらも2人の間に入った。
恐怖で手が震える。
「優子は黙ってろ」
振り払われた衝撃で、突き飛ばされた。
「・・・・・ぃっ・・・・・」
壁に打たれた衝撃で足の力が抜けた。
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