【短編】幼馴染を好きになって
卑怯な自分
あれからずっと、あたしは涼也を避けていた。



学校で会えば、違う友達と話し


目が合えば、すぐ逸らす。


それが、日常茶飯事になっていた。



涼也はなにも悪くないって、わかってるのに……

ずっと、告白しないって、決めてきた。

告白すれば、『幼馴染』という壁は崩れる。



もう、もとの関係には戻れなくなる。


逃げてきたんだ。



ずっと。
ただの偽善者だ……

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