【短編】幼馴染を好きになって
昼放課まであたしは、

ずっとボーッとしていた。

ヤル気がしなくて、

友達とお弁当を食べるのも嫌で、

1人になりたくて、屋上に向かった。

扉を開けた瞬間、入る風がすごく気持ちよかった。

「久しぶりだなぁ」

屋上には、よく涼也と来ていた。

でも、涼也に彼女が出来てから、

ほとんど来ることはなかった。

柵にもたれかかって、弁当を広げる。

ご飯も、喉を通らない。

あたし、こんなにショック受けてるんだ。
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