少女を拾いました。

「ルール…決めよ?俺と里沙の・・・」~形~




チュンチュン…

「ん…」

俺は目を覚ました

「・・・」

目の前には里沙のドアップ

「ぅわっ!!」

びっくりしたぁ~

「・・・」

「なんだ~里沙じゃん…おはよう」

「・・・」

やっぱり返答はない

?そういや今日目覚まし鳴らなかったな…

「・・・これ・・・うるさかった…」

「え"・・・」

「・・・」

「今何時!?」

「10時・・・」

「はぁぁぁあ!?」

最悪…超遅刻だ

俺はさっさと着替えて
10000円を机にだした

「それ今日のご飯代に使って!!
余ったら自分の好きな通りに使っていいから」

「・・・」

「ごめん!!俺もう行くな!!」

バタン…

最悪…最悪…最悪…

絶対社長に怒られる…
この前仕事失敗したばかりなのに~

俺は急いで電車に乗った…

ちなみに満員電車…
付いてねぇ…

「きゃっ…」

?悲鳴?

近くの女性を見ると
顔が青ざめていた…

「!!」

痴漢か!?

女性の近くにいるおじさんを見ると…

やっぱり…

『まもなく○○駅~
○○駅でございます。』

よしっ!!
これを言い訳にしよう!!

グイッ

「きゃっ」

俺は女性の手を引き
電車を降りた

「大丈夫ですか…
って…佐藤さん!?」

「?あっ!!朝比奈さん!」

「大丈夫でした?痴漢…」

「朝比奈さんに助けて貰えなかったら
大丈夫じゃなかったかもです…」

「ははっそれはよかった!!」

佐藤薫さん
23歳

会社が一緒でよく相談とかさせてもらってる
何だかんだ仲のいい社員

「あれ?そう言えば佐藤さんも遅刻?」

「はい。寝坊してしまって…」

えへへっと照れ笑いを浮かべる
佐藤さん

「俺も俺も~何か目覚まし鳴らなくて…」

はっ…と思い出した

里沙大丈夫かな?

今日はなるべく早く仕事終わらせなきゃ

「朝比奈さん?」

「はいっ!!」

「もうここまで来ちゃったし…
タクシーで行きませんか?」

「そうですね!そうしましょう!!」

こうして俺らは
タクシーを捕まえて
会社まで行った









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