少女を拾いました。




俺は里沙を抱き締めた…

「…」

「俺は…守れなかったんだ…
約束も…命も…」

「…」

「………忘れるなんて…出来ないよ…」

「…」

こんなこと言っても…何もならない
そんなことわかってる…
でも、自分で自分を止められなかった…

「…………私が…」

「…」

「埋めてあげる…」

「…え…」

「……颯斗の心に空いた穴を…」

「……里…沙…」

「……颯斗は…私に笑う楽しさを
教えてくれるんでしょ?…だったら…

……私があなたを支えてあげる……」

俺はその言葉にもうすでに支えられてた…






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