少女を拾いました。
ガチャ
「ただいま…」
俺はどんよりとした雰囲気で家の扉を
開けた
「…」
いつもはリビングのソファーに座って
待ってるだけなのに今日は玄関まで
駆け寄ってきた
珍しい…
てか…何か可愛い…
「あ……お、おかえりなさい…
あ、あの…お、お、お、お弁当…」
「…?」
里沙は何故か緊張している
「……お弁当…おいしかった?」
「あぁ!!うん!美味しかったよ!!
ありがとう!!」
俺は里沙の頭を撫でた
「………///」
照れてるみたい(笑)
何か今日、里沙が無性に可愛くみえる
相談…してみようかな…
「何かさ…今日会社で…」
「…」
俺が話始めると里沙は黙って聞いてくれた
まぁ黙ってるのはいつもだけど…
俺は昼でのことを一通り話した
「…………3日後?…」
「うん!」
「…………じゃあ…私が教えてあげる…」
「?…何を?」
「………お料理…」
「!」
「…………颯斗…?」
「本当!?」
俺が少し大きい声を出すと
驚いたみたいでビクッてしてた
「………うん…」
「やった!!」
「…」
でも何を作ろうかな~
「……あの…颯斗…?」
「ん?」
「家に来るのって…女の人?」
「そうだよ!明るくていい人なんだよ!!
いつも相談にのってもらってるんだ~」
「…………へぇ…」
「それよりさぁ~ご飯何がいいかな~」
「………スパゲッティ…とかは…?」
「いいね!!よしっ明日は早めに帰って
来るからね!!」
「…」
「あっ風呂沸いてる?」
「…ぅん…」
「じゃあ入ってくるね~」
俺は風呂場に向かった
「…………颯斗…」