少女を拾いました。
~里沙side~
起きると私はベッドに寝ていた…
颯斗に運んでもらったのかな…
部屋の時計を見ると
12時30分を指していた
「…」
お客さんもう来てるのかな…
私は寝室をでてリビングに向かった
ガッシャ~ン!!
『うわっ!!すみません!!大丈夫ですか!?』
『いや…俺は平気ですけど佐藤さんは?』
『私も大丈夫です』
ドア越しから聞こえる会話
どうしたのかな?
私はリビングに繋がる扉を開けた…
「…」
「「……」」
部屋に入ると二人は抱き締めあってた
ずき…
また…モヤモヤする…
「あ…妹…さん?」
「え!?え~…と…」
私は…颯斗から違う言葉がでることを
期待していた…でも…
「はい…俺の妹です…」
…ずき…
違う…
嫌だ…
違う…
嫌だ…
違う…
「嫌だ…」
私はいつの間にか口に出していた
「…里…沙?」
「違う…」
「私は颯斗の妹じゃない!!」
私は走って家を出た