少女を拾いました。
「里沙ぁ!!」
公園を見渡すと…
いた…
里沙はあのベンチに座ってた
「里沙…よかった…どこにいったのかと…」
「…」
「!!里…沙…」
「…」
「……泣いてるの…?」
「…」
「里沙…」
俺は里沙の涙を拭いてあげた
「…颯斗…」
「…ん?」
「………スパゲッティ…上手くできた?」
「…うん…できたよ…」
「………」
「里沙のお蔭で…ありがとう…」
俺は里沙の頭を撫でた
「…」
「…ほらっ!!帰ろ?」
「……」
里沙は首を横にふった
「…え…」
「私…帰れない…」
「…」
「………ここで…さよなら…」
「…は?」
「…お世話になりました…」
「里沙!?」
里沙は走ってどこかへ行ってしまった
予想以上に驚いた俺は里沙を
追いかけることを忘れてた…