少女を拾いました。
にしても…
さっきから反応なさ過ぎやしないか?
いきなり見ず知らずのおっさんに
どうでもいいことを言われて
嫌がりも嬉しがったりもしない
「あの…風邪引きますよ?」
俺は彼女の肩に触れようとした
その時俺は築いた…
彼女の肩に雪が積もってるという
ことに…
「!?」
彼女はいつからここにいたんだ!?
雪が降ってきたのはもうだいぶ前だぞ!?
俺は走って自動販売機に向かい
温かいココアを購入し、
走って彼女のもとへ戻った
「はい!!これ上げます!!」
「・・・」
ココアを彼女の前に突き出すと
少し顔を上げ、ココアを受け取った
「・・・」
喋らない…
"ありがとう"も言わない
人形のような彼女
俺がここにいても"彼女は何も変わらない"
そう思い、俺は公園を出て
家に帰ろうとした