少女を拾いました。




学校に行くと
美紅の事で学校は大騒ぎだった…

「…可哀想ね~」

やめて…

「…一緒にいた友達、助けたんだって~」

やめて…

「…え~マジ!?すごっ!!私なら無理だわ!!」

もう…嫌だ!!

私は下唇を…血が出そうなくらい
噛んだ

「でもさぁ…正直ウザかったよね~美紅」

えっ…

「あぁ…リーダーぶってるとことかね!?」

は?

ふつふつと沸き上がってくる…
怒り…

美紅はリーダーぶって何かない…

誰よりも皆のために尽くそうとしてた
だから…誰よりも悩み事があって…
いつも一人で抱え込んでた…

それを知らない人に何がわかんの!?

ガタッ!!

私は美紅の悪口を言っている女子の
前に立った

パシン!!

そして殴った…

「っ~!!何よ!!いきなり!!」

「美紅のこと何も知らない人に
美紅の悪口何か言われたくない!!」

「はぁ!?何?私達の会話聞いてたわけ?
マジキモッ!!」

「ってか何怒ってんの?
美紅殺したの、彩希なんでしょ!?」

ドクン…

私が…殺した…

「…」

「マジ!?彩希が美紅を!?」

「何ヒーローぶってんだよ
人殺し!!」

「…っ!!」

人殺し…



――それから私へのいじめが始まった






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