少女を拾いました。
「私に名前なんて必要ない…」~同居~
ガチャ・・・
「ただいま~」
「・・・」
ワンワンワンワン!!
三匹の犬の声。
「ただいま~
ジョン、ジャクソン、マイケル~」
ワンワン!!
「あっ上がってい~よ!」
ってちょっと待てよ…
25歳のおっさんが高校生
連れてきてよかったのか!?
嫌々、年齢関係なしで男子が
女子を家に連れて帰るなんて…
俺変態じゃん!!
「ちょっ!!ちょっとまったぁぁ!!」
「・・・」
「君は俺に対して警戒心という物は
ないのか!?」
「・・・」
「あの…答えてください・・・
俺これじゃ変な独り言言ってるただの
キモいおっさんになっちゃうんで…」
「・・・・」
「・・・」
やっぱ駄目か…
「…私は…いてもいなくてもどうでもいい
存在だから…」
「え…」
しゃっ喋った!!
「別に・・・好きにしてください…」
小さい声
今にでも消えてしまいそうな
か細い声…
「イヤイヤイヤ!!俺君に手ぇ出す気、ないから!!」
「・・・」
「女の子が真冬の公園のベンチに座って肩を
震わせてたら誰でも俺と同じ行動とるよ!」
「・・・」
彼女はまた黙りこむ
訳あり少女か?
さっきの発言からしても…