星空列車《短編》
私の好きな人は森山先生。
30代後半ぐらいの3人の子持ち。

‥叶わないってね、
分かってるよそんなこと。
だけど好きな気持ちは押さえれない。
好きだなんて言わない。

私だって馬鹿じゃない。
言っちゃいけないことぐらい‥
ちゃんと分かってるよ。

だけど気付いてるんだ多分。
抱きしめられてるし。
これって不倫じゃないのかな?
って不安になる日もある。

けど私の気持ちは大きくなるばかり。

ねえ先生っ‥
私が何年はやく生まれたらよかった?
どうしたら結婚相手になれた?
好きだって言ってほしいよ。
腕の温もりにずっと埋もれていたい。
先生の匂いに抱かれていたい。

大好きなんだってば!!
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