GOGOあかずきんちゃん。
オオカミには気をつけて。


むかし、あるところに、赤い頭巾がとっても似合う、赤ずきんちゃんという安直なあだ名の女の子がいました。


ある日、赤ずきんちゃんの大好きなおばあちゃんが病気になってしまったと言うことで、赤ずきんちゃんはお見舞いに行くことになりました。



「いいかい。お母さんは用事があって一緒には行けないから、1人で気をつけて行ってくるんだよ?」


「はい、お母さん。」


「道草はしないこと。」


「はい。では、いってきます!」



「あ、ちょっと待ちなさい。」





意気揚々と家から出ようとすると、お母さんに呼び止められました。



「あぁ、これを忘れては行けないよ。外には大きくて怖いオオカミがいるかもしれないからね。」



そして渡されたのは赤ずきんちゃんには少し大きい猟銃です。



「あら、忘れるところだったわ。じゃあいってきます。」




手慣れた仕草で猟銃を担ぎ、その上から赤い頭巾を被ればパッと見ただけでは猟銃は外から見えません。


そして、今度こそ赤ずきんちゃんはおばあちゃんの元へと出かけて行きました。





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