10年後のタイムカプセル
「私、興味あるわ。タイムカプセルの話」聞きなれないひんやりとした声が、沈黙を破った。
千華は気を取り直して、話を進めた。
「明日が、作業の最終日だから。その時までに各自思い出の品とか用意しておくとして」
「どこに埋める?忘れちゃうような場所じゃ、タイムカプセルの意味がねぇし」
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