10年後のタイムカプセル
「なんか、タイムカプセルっていいな拓也!!」黙り込んでいる拓也の背中を思いっきりたたくが、短く返事しただけであった。
千華は、昨日はあんなに興奮していたのに熱が冷めたように、埋められていくタイムカプセルを見つめた。
 吉原は、そんな雰囲気にもかかわらず何か面白いことでもあったのか、不気味に笑っていた。
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