10年後のタイムカプセル
 過去の封印していた記憶が、ゆらゆらと波のように動きよみがえってきた。あの日は、ひどくムッとしてイライラする暑い日だった。拓也と美加が仲良く話している姿を見て、妙にイライラしていしまった。
 「何で、拓也と仲良くしているの。美加!拓也のこと好きなの?」私の非難めいた言葉に、美加の笑顔がしおれた花のように枯れていく。
拓也は私の言葉に、あ然としてみていた。
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