全て許すよと笑えた日に
タイトル未編集

まるで感情がないみたいだね

そう言われたことを
なんとなく思い出しながら
晴れた春の日に空を眺めていたときに

なんだか思った。もう、…許す。

その時、久しぶりに笑えた気がしたのを今でも覚えてる



騙されたんだって傷ついたり
嘘つかれたんだって怒ったりして
人を憎んだり嫌いになって離れたり…何でしないの?出来ないの?
まるで感情がないみたいだね、と。

人間だから私だって傷つきます。


それでも相手を許さないってことは
自分も許せないってことだと思うんですよ。

あんなことされた
こんな酷いことされたんだ私は…って。
そんな感情って相手を許さない限り、永遠に自分の心の中にありつづけると思うんですよ。
そこから解放されるには、他人に愚痴をこぼすことじゃなく。新しい相手に癒してもらうことでもない。


もう許すこと

それに尽きます。


だから
相手を許すってことは
自分も許してあげるってことなんだ

ってなんか思ったんです。



一度手に入れたものに
固執するのは一番、良い運を逃すとか。


全ては時間の流れにそって進んでいるもの。人間もみんな。
止まることなんてないから、今日も明日には昨日になる。
半年前に笑ってそばに居た人も
今は思い出でしか会えない人になる。
悲しく切ないけど
受け入れなければ生きてはいけない。
人が前に進むには
一歩一歩、地面から足をはなして
歩いて行かなければなりません。
足をそこからはなすことを恐れていたらためらっていたら
前には絶対に進めない。
きっと人と人との繋がりだって
そうなんではないでしょうか。


だからその一瞬だけでも出逢って
幸せだった時間をくれてありがとう。

そう思うと、
恋愛に限らず大切な人間関係全てにおいて
許すということは自然なこと。なのかもしれません。





こんなことを春風にあたたかく包まれながら
考えていた日のことを

今は夏の日射しに照らされながら
懐かしく不思議に
思い出しています。


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