桜舞う頃…
春奈「何なのあいつ!!
   教室でボール投げてる方が
   悪いんぢゃん?」
瑞希「あの人…ここの学校の
   理事長の息子だよ…多分」
春奈「くそナマイキな息子なこと」
瑞希「あれがボスのようね…」
春奈「ボスって…((笑」

チャイムが鳴り、席につくと
また隣の席の男子が喋りかけてきた。
「さっきはゴメンなぁ…あいつキレやすくて」
と言ってきたのは啓太だった。

春奈「あ…隣、あんただったんだ」
啓太「えッ、もしかして知らんかった?」
春奈「ゴメン…」
啓太「いや、謝る事ないて…
   俺の事啓太て呼んで~♪」
春奈「解った。啓太とあいつは仲いいの?」
啓太「あいつて蓮か?
   まぁ小学校からの付き合いやしな♪」

啓太はニカっと笑って答えた。
春奈は先生の視線に気づき、
そのまま無言になった。

昼休み…

春奈と瑞希でお弁当を食べる準備をしていると
啓太が2人に駆け寄って来た。

啓太「なぁなぁ!!2人やったら寂しない?
   良かったら俺らと食べよーや♪」
春奈「私はいいけど…瑞希は?」
瑞希「別に、どっちでも?」
啓太「よし決まり♪屋上行くで~!!」

啓太に連れられて 春奈と瑞希は
屋上に弁当を持って行った。
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