女神の纏足




椅子に座る青年を盗み見る


机に肘をつき顎をのせている青年は座っているだけでなんというか、


偉そう



どれくらい偉い人かはわかんないけど、これは粗相があってはいけないな



さっきまでタメ口だったけど


今から直せばいいか


怒ってなさそうだし


そんなことを考えていると突然青年が声をかけてきた



「なぁ」


「は、はい!」


ああ、力みすぎた






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