女神の纏足




正確には私の世界だけが止まった


私だけが取り残されていく



「…死、んだ」


ラオスが、死んだ


純血種…



「ちが、う」


「違う?」


優しく言葉を繰り返すユニ様



「私が探してるのは純血種ではありません。ですから違います、その方は私の父ではありません。」


目を見て、きっぱりと言い放つ



違う

   
絶対に


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