女神の纏足


だから、だから、絶対に違う



「王都に一定以上の位にある者の写真と情報が記された書物がある。それに魔導師もな。」


「まどうし?」


「ああ、探しモノなどは得意分野だ」


「ラウに案内して貰え。それと…」


なんだろう



「実はこの旅にはもう一人同行者がいる。明日には合流する予定だ。」


 
"明日"
 
アリス、様…?



「名はロウという。私の近衛だ」



ユニ様からアリス様という言葉が出なかったことにひとまず安心する

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