女神の纏足




ユニ様の手がのびてくる


手は私の腕を掴んで引き寄せた



反対の手が腰に回ると


私は誘われたままに椅子に膝をのせる



ユニ様は下から私の除きこんだ




年は私と変わらないはず



でも醸し出す色気は格別で、



少年というには妖艶すぎ、


男というにはあどけない




"純血種"



私の頭にはまだ見たことのないそれが浮かんだ


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