女神の纏足



「…ユル様とは、話せましたか?」



突然声をかけられ、体が過剰な反応をしたことに気が付いた


そして、それをラウ様が見ていたことにも




「とても、馴染みやすい方でした」


「そうですか。では後程、お迎えに上がります。」




それだけいうと、部屋を足早に出ていくラウ様



一人になった瞬間に空気が軽くなる



「はぁ」



こんなに、緊張していたのか…


そう思うと思わずため息がでた




あの張り詰めた空気の原因は、 私にある


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