女神の纏足
会いたい、ユニ様…
それから食事が運ばれ、食べ終わって少したった頃にラウ様はやって来た
「いきましょうか」
廊下に出てからは全てが新鮮で、周りをキョロキョロと見てしまう
「あれは?」
「ああ、あそこは魔術師の研究所です。なにが起こるかわかりませんからね、離れで結界を張り行っているのです。」
「へぇ…あっちは?」
「薬草を育てています。もっと奥には珍しい花を栽培している場所もあるんですよ。後ほど案内しましょう。」
見渡しただけでも色とりどりの花で埋め尽くされた庭
白を基準とした、きらびやかでありながら上品な造り
夢のような景色に思わずため息が漏れる