女神の纏足


会いたい、ユニ様…





それから食事が運ばれ、食べ終わって少したった頃にラウ様はやって来た



「いきましょうか」


廊下に出てからは全てが新鮮で、周りをキョロキョロと見てしまう


「あれは?」


「ああ、あそこは魔術師の研究所です。なにが起こるかわかりませんからね、離れで結界を張り行っているのです。」


「へぇ…あっちは?」


「薬草を育てています。もっと奥には珍しい花を栽培している場所もあるんですよ。後ほど案内しましょう。」



見渡しただけでも色とりどりの花で埋め尽くされた庭


白を基準とした、きらびやかでありながら上品な造り



夢のような景色に思わずため息が漏れる


< 210 / 332 >

この作品をシェア

pagetop