女神の纏足



目を開けばまだ日が沈んでいない



知らない間に寝ていた



ここはラウ様のお部屋


宿が取れなかった私に貸してくださったのだ



ラウ様はユニ様の部屋にいると言っていた



そのユニ様は私に一緒に寝るかと尋ねられたけど


流石にそれはお断りした



私は未だ清き身


口付けも昨日のが初めてだった



この国には貞操観念が余りない、らしい

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