女神の纏足



「お帰りなさい。何か食べますか?」



岩壁に着くとラウ様が優しく出迎えてくれる



「あ、お願いします。…ユニ様は?」



先に戻っていたはずのユニ様が見当たらない


「あれ、さっきまで居られたんですけどね…」



あたりをキョロキョロと見渡すと岩の合間に人影を見つける



「あ、私、呼んできます」



「お願いします」



思ったより離れた所にいたらしいユニ様



近付いて行くといつもと様子が違うことに気がついた



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