白いジャージとオレンジジュース





「だめだよ、ここは学校だから」



「でも、学校でしか会えないでしょ?俺達は」



「だめだって」





耳を疑った。





斉藤先生と、男の人の声だった。




誰だ?






俺は、その会話を聞き、自分自身のことを思い出した。




俺と直も、学校の中でこっそり会ったりしていたっけな。



だめな教師だった。







声をかけるべきではない。



そう思い、俺は部屋からそっと出た。





< 113 / 210 >

この作品をシェア

pagetop